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  • 執筆者の写真soutahabuka

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なぜか今更、ドラマ版の「火花」を全話見た。音楽と同じくらいお笑いが好きだ。今日はそれで費やした。芸人がスターダムに登り詰める過程の葛藤を描いた作品。

自分を重ねずにはいられなかった。

俺はバンドというフォーマットだけど、主人公のコンビであるスパークスと同じく「売れる」ことができなかったから。(売れるという意味合いは色々あるけど、少なくとも恵比寿や目黒で家賃20万くらいのマンションに住むような人間にはなれていない)

共感できる描写が溢れるほどあった。

夢に一直線でも良いネタ作るだけじゃだめなんだ。ひとまとめにするが「芸能」は世間との戦いで様々な大人の意見とか人付き合いとかそういうのひっくるめて全部うまくやれなきゃ第一線に居続けられない。作品とステージだけじゃない、むしろそっちの方が多いんじゃないか。

バランスとりながらやんなきゃいけない事なんて、わかってる。でも俺にしてみたら不器用で、好き嫌いが多かった。

誰にでもいい顔できる性格じゃなかったし、人に噛みつくし。だから思うようにいかなくてプライドが一瞬にして粉々にされることもあったし、人の気持ちも知らないで自分勝手にやさぐれたりした。集団行動は楽しい反面、いかに苦手だったかを思い知らされた。楽しいけど苦手って、へんだなぁ。

みたいなこと思い出して苦しくなった。

自分に一体何を求められてるのか、方位磁石は狂っていく。

一等星を掴めずにいる旅人はいつか

「好きなこと一本で飯が食えるようになって豊かな暮らしがしたい」

という本来の夢が

「好きにやったことが認めて貰えるようになりたい」

というそもそもの動機、スタート地点の感覚に戻る時が来る。

例えば高校の時に初めて曲を作ったあの頃の気持ちに。

そうなった自分は今、すごく強いと思う。

お互い出会えて良かったと思えるほどの伏線を回収しなきゃならない使命がある。

​ワンマン決まりました。1/28楽しみにしていて下さい。



羽深

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